現在完了形とは?用法を例文で解説 否定文・疑問文も作ろう

現在完了形を学ぼう

「ずっと遊んでいる。」 「アメリカに行ったことがある。」 「仕事をすでに終えた。」
「彼女はアメリカに行ってしまった。」

このような、「継続」・「経験」・「完了」・「結果」を表現したい時は、「現在完了形」と言う表現方法を使用します。

現在完了形の解説

現在から過去を見るとどうであるかを表現する時に使う形です。

現在完了形の作り方

現在完了形の作り方・文法

現在完了形はこのような文構造になります。

「主語 + have + 過去分詞形」
「主語(三人称単数)+ has + 過去分詞形)

We have known each other for a long time.
「私達は長い間知り合いだ。」

こちらの文章は「ずっと~だ。」という「継続」の意味になります。

現在完了形で使われる「have」や「has」は、「持っている」という意味は無いので訳す場合に注意が必要です。

【現在完了形の短縮】
現在完了形の「have」や「has」は短縮することができます。

I have →I’ve
He has →He’s
She has →She’s

「He’s」・「She’s」は「He is」・「She is」の短縮形もあるので、後の単語に注意して区別します。

過去分詞形の変化

過去分詞形は過去形の変化と一緒に覚えましょう。
一般動詞の変化についてはこちら↓

現在完了形の用法

現在完了形には4つの用法がございます。それは、 「継続」・「経験」・「完了」・「結果」になります。

それぞれの解説をしてみます。

継続

現在完了形の「継続」は「ずっと~している」を表します。

He has lived in Kyoto since 2009.
「彼は2009年から京都に住んでいる。」

I’ve been sick in bed for two days.
「私は2日間病気で寝込んでいる。」

be sick in bed:寝込む

経験

「~したことがある」といった「経験」を表す現在完了形を紹介します。

I’ve been to London.
「私はロンドンに行ったことがある。」

I’ve seen Ozzy Osbourne before.
「私はオジー・オズボーン(歌手)を以前見たことがある。」

完了

次は「~してしまっている」といった「完了」を示す現在完了形を紹介します。

I have already finished the work.
「私はすでにその仕事を終えてしまっている。」

I have just arrived home.
「ちょうど今家に着いた。」

She’s already eaten lunch.
「彼女はすでに昼食を食べてしまった。」

「already」や「just」、「now」等の副詞が使われることが多いです。

結果

「〜した結果…である」と言う時に使う「結果」についてお伝えします。

「完了」と被る所も多いので、「完了(結果)」のように覚えていればいいと思います。

He has gone to Stockholm.
「彼はストックホルムに行ってしまった。(その結果、今ここには居ない)」

「have gone to+場所」で「〜に行った。(その結果、今ここにはいない)」という意味になります。

現在完了形「経験」の「have been to +場所」は「~に行ったことがある。」という意味なので、区別できるようにしましょう。

I have lost my smartphone.
「スマホを無くしてしまった。(その結果、今も持っていない)」

否定文の作り方

現在完了形の否定文

現在完了形の否定文を作るには、「have」や「has」の後に「not」や「never」を置きます。

“not”を使った否定文

【主語 + have/has + not + 過去分詞形.】
I have not received it yet.
「私はまだそれを受け取っていない。」

“yet”は「まだ」や「もう」という意味を持ち、現在完了形の否定文や疑問文で良く使われます。
The train hasn’t arrived yet.
「その電車はまだ着いていません。」

“never”を使った否定文

【主語 + have/has + never + 過去分詞形】

過去分詞形の「経験」の文章では、良く「never」が使われます。

I‘ve never seen such a beautiful sky and sea in Japan.
「私はこんなに美しい空と海を日本で見たことがありません。」

I have never been there.
「そこへは一度も言ったことがありません。」

疑問文の作り方

現在完了形の疑問

現在完了形の疑問文はこのような文構造になります。
【 Have/Has + 主語 + 過去分詞形?】
Has he eaten dinner yet?
「彼は夕食をすでに食べましたか?」
Yes, he has. / No, she hasn’t.
「はい、食べました。」 / 「いいえ、食べていません。」

Have you ever seen the rain?
「今までにその雨を見たことがあるかい?」
Yes, I have. / No, I haven’t.
「はい、あります。」 / 「いいえ、ありません。」

現在完了での“ever”は疑問文のみに使用します。「今までに」という意味です。
「経験」を聞く時に使用しますね。

この英文はCreedence Clearwater Revivalのこの歌で勉強できますね。↓

Have you decided yet?
「もう決まった?」

最後に

「現在完了形」についてご理解いただけましたでしょうか?

実践的な英語は何度も声に出して練習し、伝える力・聞き取る力を身に付ける必要があります。

実際に声に出して発音し、自分の意見を伝え、ネイティブの方の返事を聞き取ることができるよう練習をしましょう。

※記載した英文はイギリス人の英語の先生に添削してもらっていますが、誤字・脱字等ありましたら教えていただけると幸いです。