海外バンドのライブMC聞き取れますか? 英語のMC定番フレーズ

英語でMC聞き取れる?

海外バンド・アーティストのライブでボーカルが英語で何をしゃべっているか聞き取る事ができますか?

ラウドパークやダウンロードフェス、オズフェスト等、海外アーティストのライブに行くと必ずしも英語を聞く機会がありますね。

某ギタリストが解雇されたバンドの曲を演奏した後に「今のバンドより前いたバンドの方が好き?」と英語で聞いて、お客さんが英語の意味を分からずに盛り上がってしまったことがありました。

オジー・オズボーンはネイティブのイギリス人でも何を言っているのか分からない事があるそうですが、よくあるMCフレーズを学び、よりライブを楽しめるようにしていきましょう♪

そもそもMCって何?

著者:イチ
著者:イチ

ライブでMCという言葉をよく聞きますが、そもそもMCとは何でしょうか?。

MCとは?

「MC」とは “master of ceremony”の略で、「司会者」という意味です。

日本では演奏以外のライブ中のトークや時間をひっくるめてMCと言いますね。

ライブに行きまくっているイギリス人の英語の先生に「MCって何だか知ってる?」と聞いた所、「ラップをする人の事以外知らない。」との事でした。

“master of ceremony”(司会者)は、ボーカル以外にライブ進行の司会者がいる場合を連想するそうです。

ライブで使うMCは日本人独特の言い方みたいですね。

ライブ中にお客さんの様子・気分を聞くMC英語フレーズ

ライブのMCを英語で言う

ライブ中ではよくお客さんに様子や気分を聞くフレーズが使われますね。よくある英語フレーズを紹介します。

How are you doing today?
「今日、元気ですか?」

What’s up?
「調子はどう?」

Welcome to the Michael Schenker Fest. Are you ready?
「マイケル・シェンカー・フェストにようこそ。準備できた?」

Are you ready to rock?
「ロックする準備できた?」

All aboard!
「出発進行!」

Are you still ok?
「まだいける?」

Are you guys having fun?
「君達は楽しんでいる?」
you guys:君達

お客さんに感謝を言うMCフレーズ

“Thank you so much!” はライブ中に頻繁に使われますが、それ以外にどんな表現があるのか紹介します。

You guys are awesome!
「君達は素晴らしい!」
You guys:君達

I love you all.
「皆の事を愛してます。」

You are No.1.
「あなたは一番です。」

You are really really good.
「あなたは本当に本当にグッドです。」

ライブ中の煽りMC英語フレーズ

ライブをより盛り上げる為にお客さんを煽りますね。煽るのに使う定番フレーズを紹介します。

ライブMC定番英語フレーズ

These songs are for you.
「あなたの為の曲です。」

C’mon! Let’s go fuckin’ crazy!
「さあ、クソ狂って行こう!」
「C’mon」は “come on”の短縮形です。「さあ、来い」や「さあ、行こう」という意味があります。
「fuckin’」は “fucking”を省略した形です。汚い言葉なので場をわきまえて使いましょう。

Everybody Clap Your Hands! C’mon!
「みんな、手を叩いて!さあ!」

Let me see your hands.
「私にあなたの手を見せて。」

Let me hear you scream!
「あなたの叫びを聞かせてくれ!」
オジー・オズボーンの曲名にもなっていますね。

Make some noise!
「大きな声を出して!(騒いで!)」

Here we go.
「さあ行こう。」

I want to split this place down the middle.
「この場所を真っ二つに分けたいんだ。」
ウォール・オブ・デスというモッシュをする時に使うフレーズです。

自己紹介・曲紹介MCフレーズ

自己紹介や曲を紹介する時は、聞き取らなければいけない英語が長くなりますね。
ライブ映像を何度も繰り返し見て、徐々に英語に慣れていきましょう。

We are Arch Enemy! And you know this is a very very Special Show.
「我々はアーチ・エネミーです!ご存知の通り、これはとってもとっても特別なショーです。」
※アーチ・エネミーはスウェーデンのメロディックデスメタルバンド。現ボーカルのアリッサはカナダ人なのでネイティブな英語を聞き取る勉強に良いですね。曲中はデスボイスなので聞き取るのが難しいですが…

海外バンドのライブで英会話

About more than three years ago, Arch Enemy released an album called “War Eternal”.
「約3年以上前、アーチ・エネミーはアルバム“War Eternal”を発売しました。」

Now I wanna go and do my favorite song from the album. This is “You Will Know My Name”!
「今、私はそのアルバムからお気に入りの曲をやりたい。それは“You Will Know My Name”!」
この文での“wanna”は“want to”を省略した形です。

We have a new album. It’s coming out on September eighth. We hope you love it as much as we do.
「私たちは新しいアルバムがあります。それは9月8日に発売されます。私たちと同じくらいそれを好きになってくれる事を望みます。」

「A as much as B」で「Bと同じくらい(程)A」という意味になります。
“come out”で「発売する」という意味もあります。

The next song we’d like to do is from the “Help” LP. And it’s called “Yesterday.”
「私たちが演奏したい次の曲は「ヘルプ」のLPレコードから。曲名は「Yesterday」。

ゲスト参加の紹介フレーズ

メタル英会話

We got a special guest, Mr. Michael Schenker!!
「私たちには特別なゲストがいます。ミスター、マイケル・シェンカー!」

Please say hello to my friend Ozzy.
「私の友達オジーによろしく言ってください。」
メタリカのジェイムズがオジーが登場する直前に使ったフレーズです。
“say hello to~”で「~によろしく言う」という意味になります。

英語で引退の挨拶

2019年に残念ながらスラッシュメタルバンドのスレイヤーが引退してしまいました。
日本でのファイナルライブではベース兼ボーカルのトム・アラヤが日本語で感謝の言葉を言ってくれましたが、こちらは英語バージョンです。(正しい文法に少し変えています。)

I want to thank you for sharing your time with us.
「私たちとあなたの時間を共有してくれて感謝したい。」
Time is precious. So I thank you for sharing that time with us. Thank you.
「時間は貴重です。それで私たちとあなたの時間を共有してくれて感謝したい。ありがとう。」
I’m gonna miss you guys. But the most important thing I want to thank you for being a part of my life.
「君達がいなくなると寂しくなるね。しかし最も大切な事は、私の人生の一部になってくれたことに感謝したい事です。」
“gonna”は「going to」を短縮した形です。

Thank you. Good night. You guys stay safe.
「ありがとう。よい夜を。お気をつけて。」

最後に

英語でのMCフレーズについて学んでいただけましたでしょうか?

実践的な英語は何度も声に出して練習し、伝える力・聞き取る力を身に付ける必要があります。

実際に声に出して発音し、自分の意見を伝え、ネイティブの方の返事を聞き取ることができるよう練習をしましょう。

※記載した英文はイギリス人の英語の先生に添削してもらっていますが、誤字・脱字等ありましたら教えていただけると幸いです。

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