今回は「~しなければならない」と伝えたい時に使う英語を覚えましょう。
「~しなければならない」という英文に“must”と言う表現がありますが、今回は“have to” “has to”について解説します。
文法・“have to”と“has to”の違い
“have to”も“has to”も意味は一緒です。
主語によって“have to”または “has to”になります。
★“have to”の文法
主語(S) + have to + 動詞の原形
主語が「I, You, We, They, 複数」の時は“have to”を使用します。
“to”の後は動詞の原形となります。
I have to leave.
「もう行かなくてはいけない。(もう行かなくちゃ)」
leave:出る、去る、出発する
★“has to”の文法
主語が三人称単数形の時は”has to”になります。
主語(S) + has to + 動詞の原形
三人称単数: He, She, it, (My father,名前等)
He has to get up early.
「彼は早く起きなければいけない。」
early:早く
発音に注意
“have to”の発音はカタカナで書くと「ハフトゥー」のようになります。
「ハブ」とは発音しないので注意しましょう。
“has to”の発音は、「ハストゥー」になります。
「ハズ」にはならないのでこちらも注意です。
“have to” “has to”の否定文
“have to”と“has to”の否定形には“don’t”・“doesn’t”を使います。
I don’t have to make lunch.
「私は昼食を作らなくてもよい。」
He doesn’t have to go to the factory.
「彼はその工場に行かなくてもよい。」
factory:工場
三人称単数の場合は“doesn’t”を使用します。
“doesn’t”の後は“has to”ではなく“have to”になるので注意しましょう。
“have to” “has to”の疑問文
“have to”・“has to”の“have”は一般動詞なので、疑問文には“do”か“does”を使います。
Do又はDoes+主語(S)+have to+動詞の原形
Do you have to read this book?
Yes, you do. / No, you don’t.
「あなたはこの本を読まなくてはいけませんか?」
「はい、そうです。」 / 「いいえ、不要です。」
Does he have to play ice hockey?
Yes, he does. / No, he doesn’t.
「彼はアイスホッケーをしなくてはいけませんか?」
「はい、そうです。」/ 「いいえ、不要です。」
過去形の“had to”
“have to”も“has to”も過去形は“had to”になります。
I had to read the manual.
「私はそのマニュアルを読まなければいけなかった。」
He had to leave before the party finished.
彼はそのパーティーが終わる前に帰らなければならなかった。
過去形“had to”の否定文
“had to~”は一般動詞である“have”過去形なので、否定文には“didn’t”を使用します。
She didn’t have to buy the ticket.
「彼女はそのチケットを買う必要はありませんでした。」
“didn’t”の後は “ has to~”ではなく、“have to~”になるので注意です。
過去形“had to”の疑問文
“had to”の“have”は一般動詞なので、過去形の疑問文には“did”を使います。
Did he have to clean this room?
「彼はこの部屋を掃除しなければいけなかったですか?」
未来形 “will have to”
未来形の文章は“will have to”を使います。
She will have to do it.
「彼女はそれをしなければならないだろう。」
主語が三人称単数の“she”でも“will”の後は“have to~”になります。
未来形 “will have to”の否定文
否定文はwillの後ろにnotを付け、“will not”(省略はwon’t)となります。
He won’t have to prepare anything special.
「彼は特別な用意はしなくていいだろう。」
Prepare:~を準備する、用意する
anything special:何か特別なこと(もの)
未来形 “will have to”の疑問文
未来形 “will have to”の疑問文は下記の文法になります。
Will+ 主語(S)+ have to +動詞の原形 ~?
Will she have to do it?
Yes, he will. / No, he won’t.
「彼女はそれをしなければならないでしょうか。」 「はい、しなければいけません。」 /「いいえ、する必要はないだろう。」
最後に
実践的な英語は何度も声に出して練習し、聞き取る力を身に付ける必要があります。
質問ができても返事を聞き取ることができないといけません。
実際に声に出して発音し、ネイティブの方の返事を聞き取る練習をしましょう。